タナダユキさんって監督の作品が好きで見てみた
タナダさんを知るきっかけは監督作品は「百万円と苦虫女」(蒼井優主演)
何というかハッピーエンドでもなく、バッドエンドでもなく、なんとも言えない後味の癖になる映画でしたね
https://web.archive.org/web/20200127091052/http://blog.t-basic.com/nigamushi/news/
で、本題はこちらロマンスドール
https://www.kadokawa.co.jp/product/321903000338
↑こちらにも記載はあるが、いわゆるラブドール職人の哲雄(高橋一生)
作品(胸)の型取りモデルの園子(蒼井優)
すぐに交際⇨結婚となるが、アダルトゆえ職業を明かさず医療用乳房など医療系の会社と黙って結婚
そのうちに園子のがんが発覚
という夫婦の10年の物語でした
ネタバレは少し含みますが、せっかくなら見ていただきたいので感想メインで今回は書きたいと思います
2024年3月時点ではアマプラで視聴可能です👁️
何というか40にもなると性に許容範囲が出てきたのかってのと、私もマイノリティだしラブドールについては変な違和感とかそんなのなくって
むしろ、コアなファンがいる以上結構狙い目な市場なんじゃないかって思ったりで
ラブドール市場
確かに古い時代のビニールのダッチワイフはちょっと抵抗感はあるけど、ラブドールに関してはある意味芸術なんじゃないかって見てました
なので、哲雄の隠したがる気持ちってのがあまり共感できずでしたね
個人的に高橋一生さんの顔は好きで、わりと濡れ場は多いんですが途中園子が病気しながらの濡れ場はシリアスなところもあって、今いち興奮せずでした
逆に銭湯シーンがあってその方が萌えたかもしれん(どういう性癖だ苦笑)
蒼井優さんも好きな女優さんで、あの雰囲気が好きだし、哲雄と園子の濡れ場関係なく夫婦の絡みが好きでしたね
園子のがん発覚で、二人の浮気も発覚し離婚の話題が出るのですが、結局二人で闘病していくことを選択
それとともに、夫婦関係を夜の営みを含めて深めていくのですが、濡場シーンは増え、よりリアルな性描写は増えるのですが園子の体はやつれて、濡場にこんなに性的感情が反応しないって不思議な感覚でしたね
最終的に園子は病死してしまいますが、生前哲雄に自分のラブドールを作ってほしいとお願いし、彼女の死後にラブドールが出来上がる
結局、アダルトグッズなもので、「挿入行為」がうまく行くかを哲雄自身のでラブドール園子の「ホール」(女性器)の最終チェックする哲雄
その時、演出上最初の前戯部分でリアル園子が出てくるんですよね
だけど、結局はラブドール
園子ではない
と途中で無機質なラブドールの表情に変わった瞬間と一生さんの表情に・・・
あまり映画では泣かないのですが、うるっと来てしまいました
哲雄、園子夫婦は100点な夫婦ではなかったかもしれない
(浮気の理由も哲雄が仕事し過ぎで家庭をかえりみなかったから)
でも、トータル見て家族(夫婦)っていいなって思いました
多分、面倒なこともあるんだろうけど絆を作って行くことって人には大切なんだなと
もちろん、人との関係に得意・不得意があってこの映画のタイトルどおりラブドールさえいれば良いって考えも一つだと思います
見てよかったなと思える映画でした
余談は2つ
ラブドール会社のおばちゃんで渡辺えりさんが出てて
意外だなと思う反面、わりと濃い中年女性ばかり演じられるので癖が強いのかなと思ったら、いい感じでちゃっかり馴染んでて、いいキャラクターだなと
あとは会社の社長がピエール瀧さんで、「あれ捕まってなかった?」
薬物の復帰ってこんなに早いの?と思ったら
制作が2019年で、薬物の影響で2020年公開になったみたいです
ふ、複雑な事情・・・。
あ、あと一つ
主題歌が「あれ、高橋一生?」と思ったら弟さんのバンドだった
公式サイト見たがどれが弟さんか分からん苦笑
お読みいただきありがとうございました