DAIRY NEWS

病気、HSP、セクシャルマイノリティと生きづらさを抱えたアラフォー男です

ゲイアプリでロマンス詐欺に遭った話③ 最悪の結末

※2021年末に一度書いた内容ですが2022年末で加筆訂正しています。

残念ながら詐欺だと受け入れて全てを悟った時は年末年始の近く

警察も弁護士事務所も休みになる。
ひとまず、警察に電話相談。わりと親身には聞いてくれたが・・・。
以下の通りであった。

・詐欺の可能性は高い、これ以上入金はしないこと
・サイトが消えたとか、相手が詐欺だと言ったなど決定的なことがないと被害届は受理できないかもしれない
・相談するなら、LINEの画面やスマホを持って相談へ平日警察署へ来てください

とのことであった

そして調べているうちに、警察=犯罪の取り締まり であるので、
返金となれば弁護士になるとのことであった

正直犯人にも腸が煮え繰り返る思いだが、お金さえ戻ってくれば良いという思いであった

年が明け年始を迎えるまで、私はまず弁護士の無料相談を探した
実際に事務所に行きやすく、相談に乗ってくれるところで依頼をしてみたがこのようなケースは解決が難しく無料相談は全く乗ってくれなかった
当然、依頼に繋がらないのであれば受ける必要性もないだろう
弁護士もボランティアではないのだから仕方がない

仮想通貨犯罪を対応してくれると明記されたホームページを見つけ、弁護士事務所さんに直接電話をしてみたら、同一の事件を対応しているので進展があれば連絡をすると言うことであったが・・・。
残念ながら連絡はなかった。

いてもたっても居られず、有料の弁護士相談に依頼することとなった
ちなみに相談料は11,000円(税込)60分である。

結論、この有料相談で若干弁護士に説教染みたことは言われたが、状況をしっかり見極められることとなった
要するに解決は難しいし、手数料等でお金が返ってきても微々たるもの・・・と言うことがわかった

弁護士の説明としては以下の通りである

・LINEしかわからない相手を訴えることができない
・住所がわからないと法的手続きが取れない
・LINEの登録情報が架空のものだと追いようがない
・日本にいなければ国際的手続きで非常にコストがかかる
・警察に被害届を出して、犯人確保となれば犯人の所在を突き止められる=訴えられるではあるが、その時犯人が返金すべき資産がないと回収しようがない。更なるコインの送金や海外送金などして資金の足取りが掴めないとどうしようもない

と、どうしようもないづくしであった

弁護士のアドバイスとしては、ウソは付かずに何とかして返金を促すのが1番だと言われた
弁護士的にはこちらも騙して返金させたとすると、私自身が詐欺になると言う事を法律家観点で言ってくれたのであろう

実際240万円送金して、年末年始に差し掛かったので取引もできずと言うところで、詐欺師が「利益で良い服でも買ったらどうだ?500USDTくらい(5万円)」と返金をするように言ってきた。
最後のチャンスと思い、私はできるだけ大きい金額で返金申請をした。結局戻ってきたのは詐欺師の提示した5万円のみ。
やはり、詐欺師の手中なのである。(実際は3,000USDTほど申請した。本当は全額としたかったが受け付けられないと困るので、すけべ根性が出てこのくらいの金額にしてしまった。)

この返金をさらにできればと言う弁護士のアドバイスだったが、
相手も詐欺のプロ、何を言ったところでもうこれ以上の返金はしてくれない。
そして、キャンペーンを逆手に取られて、●月●日期日までにキャンペーン価格まで達していないと、返金ができない・・・。
と言い出したのである。

もう目が覚めていたので、当然再入金することはないが、落胆である。

今考えれば、何で詐欺師が取引の問い合せ内容をそこまで知ってるの?って感じである。
絶対お前裏で操作してるだろうって。

「死ね!詐欺師」とでも暴言を吐きたかったが、弁護士のアドバイスでLINEが唯一のつながりなので、
刺激して連絡が取れなくなるのが1番マズイとのことで、それすらできずに非常に苦しかった。

全てがスッキリしたわけではないが、もう無理だとわかったので私はもう諦めることにした
被害届も考えたが、間も無く自宅療養も終了となるため、新しい生活に切り替えるのが妥当だと判断した

同時に、SNSを交換した同じサイトの被害者に話を聞いてもらったり、
カウンセラーに相談したり心のケアもしっかり行なった

以上が顛末である

④に続く