※2021年末に一度書いた内容ですが、2022年末で加筆訂正しています。
2020年末 私はマッチングアプリを介した仮想通貨詐欺に遭った。
被害額は約240万円
当時のビットコイン、イーサリアム換算での金額である。
今は大分下がってしまったが、被害に遭ってからはビットコインが比較的高騰して、利益の損失となると本当にいくらなのだろうか?と言うところである。
全く考えたくない話だ。
一つこだわりたいのが、ハッシュタグは付けたがロマンス詐欺とは言いたくない。
以下の事情があって恋愛感情は無かったので、盲目的に騙されたという訳ではないので。
結局、騙されているのに変わらないが。苦笑
と言うことで本題に入る。
前段として遡る2020年初春 検査でガンが発覚した。
マッチングアプリでハマったきっかけを一応言い訳として記載しておきたい。
世界はコロナウィルスの感染が深刻化していった。
あっと言う間に緊急事態宣言、治療で免疫力低下が避けられない私の生活空間は入院と自宅療養のみに限られた。
家族や友人にはある程度病気のことは伝えていたが、コロナのショックは大きい。
病気ではない人も心に余裕がなくなってしまうのか、徐々に友人との会話は噛み合わなくなった。
家族は味方でいてくれたが、やはり解消できない思いやストレスが残る。
誰かとコミュニケーションを取りたい。他愛もない話をしたい。
そんな思いがあった。
2020年夏
日本はコロナ対策が優秀なのか、GOTOキャンペーンなど少しずつ通常の日常を取り戻していた。
反面、私は治療の佳境で1番気をつけないといけない時期だった。
世間は日常を取り戻しつつある、自分は非日常に向かわなければならない。
この頃は友人とはほとんどコミュニケーションを絶っていた。
噛み合わないのはもちろん、形式的な励ましがストレスでしかなかった。
ここで一つ、私はL「G」BTである。
いわゆるゲイ、男性が好きな男性だ。
プライベートな話になるが、幸か不幸か病気の発覚直前お付き合いする人ができた。
が、前述のコロナの影響で不協和音が早々に響き、5月の連休あたりではもうストレスでしかなかった。
お互いのこと、相手を悪く言うつもりも自分を過剰に責めることはしないが、未読スルーも多くメンタル的に限界でその月相手のLINEをブロックした。
なぜ、ここでセクシャリティを公表したかというと、
ゲイの出会いではマッチングアプリがあり、ゲイ向けのアプリで被害にあったためである。
主流かどうかはわからないが、Tinderやペアーズのような男女の出会い用のアプリとは異なるアプリだ。
が、結局は出会いのためで違いと言えば男同士ということもあり、性的な出会い目的が主流なのかもしれない。
私もコミュニケーション不足で誰かと知り合いたいという欲求があったものの、
健康な人は夏にはある程度直接会ったりすることが普通になってきた。
が私は治療のピーク。当然対面で出会えることもなく、メッセージかオンラインなどと言っても相手にされることはない。
日本のアプリはすぐ「会いませんか?」となる。当然ではあるが。
そこで私が目をつけたのは海外メインのマッチングアプリである。
該当アプリをLGBTと言うことで、面白おかしくされると困るので、
アプリの名前は伏せるが、過去使ったこともあるアプリで使用方法はわかっていた。
要するに日本にいる外国人男性や海外居住の外国人が多い出会いアプリということである。
※と公表は控えていたがGrinderというアプリを使用した。
Jから始まる赤いアプリもほとんど変な外国人からしかメッセージが届かずアカウント削除してしまったほどだ。
ご注意を。
アプリを始めて台湾在住の男性とやりとりが始まった。
この男性は詐欺師ではない(はず)
少なくとも被害はない。
相手は英語が話せる、私は台湾語はほぼNG、英語少々で続かないだろうなとは思ったが、
早々にLINEを交換し、LINEでは翻訳のアカウントをグループトークに交えると自動通訳して簡単な会話であれば可能となった。
結局のところ、コロナで実際に会えるわけでもなくお互い母国にいるのだから、残念ながら自然とフェードアウトしてしまった。
が、一番の問題点はLINEで翻訳アカウントを介すればコミュニケーションを取れるという知識を得てしまったことである。
その②に続く